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言葉にならない

2011.3.11 午後2時46分ごろ。

私は、すでに帰宅していた次男とテーブルの下に身を隠していました。
なかなか止まらない揺れに、さすがに怖くなってきて潜り込んだのでした。
震度3くらいだったらしいですが、マンション最上階なのでなんだか気持ちの悪い揺れ方をしていました。
幸い我が家のあたりは大きな被害はなく、その後はほとんどいつも通りの日常生活を過ごすことができました。

ただ、通信手段には困りました。

電話もネットも使えなくなってしまったからです。
携帯電話も本州向けにはまったく繋がらず、関東の実家の様子がまったくわからず、とても不安でした。
地震直後、市内の会社にいたダンナが機転を利かせて公衆電話から実家に電話。無事を確認してくれました。
その旨の連絡を携帯電話で受けて、ホッ。
そのときは、市内にいるダンナとのやりとりでしたが、携帯電話サマサマ~と思いましたね。

12日土曜日の午後に、固定電話がようやく復旧。
それまでの時間、すっごく久しぶりに、私もテレホンカードで公衆電話を数回利用しました。
普段は、すっかり忘れられた感のある公衆電話。
しかし!困った時の公衆電話だのみ。公衆電話サマサマでした。

13日日曜日の夕方に、パソコンのインターネットがようやく使えるように。
ケータイメールも今日の夕方にようやく復活。

そして、さきほどツイッターを地震発生後初めて覗いてみると・・・
「拡散希望」などの善意のツイートがビッシリ!
人間同士の思いやりも感じる一方、ニュースで流れる被災地の映像と同様に、思い切り現実を見せ付けられた気持ちになり、心臓がまたドキドキしてしまいました。
そんなツイッターには、今はこんな私が余計なツイートをすべきではないと思い、こちらに簡単に自分の記録しておくことにしたわけです。


ニュースを見るたび、本当に胸が痛くなる。
自分はこうして普通に生きていられることにもっと感謝しなくてはいけないと、テレビを見るたび感じます。


ヘリから撮影された、大きな津波がどんどんどんどん名取市を呑み込んでいく映像・・・
そこは確かに、大勢の人間たちが生活している場所だ。そこを大きな津波があっという間に押し流していく。
こんなに大変なことが起きているのに、外部の人間は上からこうして眺めていることしかできないのか…と、自然の恐ろしさを見せつけられた気持ちでした。

小3から小5の12月まで仙台市内で暮らしていたので、ニュースに出てくる地名はだいぶ分かります。
私が通っていた小学校も避難場所になっているようでした。
津波の被害が甚大だった、リアス式海岸地帯のところにも、観光で何か所か行った記憶があります。
ごつごつとした岩場が多い、とてもキレイな海でした。
たしか、岩手県の田老というところに行ったときに、「昔このあたりは大津波の被害があった」という話を知りました。
子どものころに聞いたただの昔話の感覚でいましたが、今この時代に現実に、あの辺りの街を壊滅するほどの大津波が再び襲ってきたわけです。
とても、ぞっとしました。


停電により、被災地では医療用電力不足が深刻のようです。
遠く離れた私たちにいったい何ができるのかよくわかりませんが、現地の患者さんたちや医療に携わる方たちの苦しみを覚えて、できる限りの節電によって力になれればと思います。
ニュースで被害の様子を知らせることも大切ですが、もっと声を大きくして、全国に節電を呼び掛けるべきだと思いました。

あ、こんなことをしてる場合じゃないですね。パソコンを消してもう寝ます。

それから。
寒い避難所で赤ちゃんを抱いているお母さんたちを見ると、本当に涙が出そうになります。
どうか、粉ミルクや離乳食、そしてオムツをたくさん調達してあげてほしいと思います・・・

こんな声はどこにも届かないと思うけど、たまらない気持ちなので記録しておきました。

一日も早く、みんなに笑顔が戻りますように。
by jaozu | 2011-03-14 01:14 | ひとりごと
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